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サーキュラーエコノミー特化型創業支援プログラム「CIRCULAR STARTUP TOKYO」第2期事業者決定!

2024年11月15日

“Publishing a Better Future”(よりよい未来を、みんなに届ける)をコンセプトにWebメディア運営・サステナビリティ支援事業を手がけるハーチ株式会社(東京都中央区、代表取締役:加藤佑、以下「ハーチ」)が運営し、東京都との協働により展開する、サーキュラーエコノミー(以下、循環経済)に特化した創業支援プログラム「CIRCULAR STARTUP TOKYO(サーキュラースタートアップ東京)」第2期の参加者が決まりましたので、お知らせいたします。

第1期は16組・24名が参加し好評に終わり、第2期説明会には178名の参加をいただき、合計29組の応募がありました。その中から書類選考と面談による選考を経て、最終選考を通過した第2期の事業者は16組・20名となりました。

第2期よりコースが2つになり、短期間でのスケールアップを目指し、資金調達やIPOを視野に入れている方向けの「スケールアップ&資金調達・IPO準備コース」、社会課題解決に重きを置き、事業の創業や初期段階において、持続可能な社会インパクトの創出を目指している方向けの「社会インパクト創出&事業基盤構築コース」に分かれてプログラムが行われます。

今後、循環経済分野に精通する専門家や研究者、スタートアップ起業家らを講師・メンター・アドバイザー陣に据え、様々な支援を行ってまいります。主なプログラムは、8回にわたる創業支援講義、専属メンターやスペシャリストによるメンタリング、中間・最終で実施するDemo Dayになります。新たな素材、製品、サービスなどの企画・開発の初期段階から資源回収、再資源化といった静脈側の課題に対する解像度を高めることで循環型バリューチェーンの実現を前提とした事業開発を支援してまいります。プログラムを通じて東京および日本の循環経済への移行に向けたエコシステム構築を加速します。

CIRCULAR STARTUP TOKYO 第2期事業者参加者のコメント

今回はプログラム説明会には178名の参加をいただき、合計29組の応募があり、その中から書類選考と面談による選考を経て、最終的に16組・20名の参加者が決定いたしました。

※50音順、敬称略

参加コースA:スケールアップ&資金調達・IPO準備コース

荒 裕太・原田 雄司/株式会社Ripples

私たちは水平リサイクル可能なプラスチック容器を使った取り組みで世の中を変えていきます。会社名のRipplesとは大きく広がる「波紋」という意味です。本プログラムを通じて、社名の通り多くの皆様との繋がりの輪を広げることで、事業をスケールさせていくことが可能であると信じております。

清水 雅士/マイクロバイオファクトリー株式会社

本プログラムに採択いただきありがとうございます。デニム廃繊維からインジゴ染料を回収して再度、染料として利用する技術開発に取り組んでいます。CSTを通じて持続可能なビジネスモデルの構築や事業拡大のための資金調達に繋げていければと思います。

坪沼 敬広・野田 英恵/合同会社渋谷肥料

渋谷を「消費の終着点」から「新しい循環の出発点」にシフトできないか?という問いを掲げて、都市を起点にしたサーキュラーエコノミーのモデルを実装しています。本プログラムを通じて、事業としてさらにスケールする可能性を見出し、渋谷から東京、そして様々な地域に飛躍していくことを目指します。

鶴崎 祐大・朴 旻/株式会社Seafood

私たち株式会社Seafoodは、テクノロジーを活用した水産業の課題解決に取り組んでいます。本プログラムを通じて事業推進にさらなる弾みをつけ、資源循環型モデルの確立を図り、持続可能な水産業の実現を目指してまいります。

中村 周太/株式会社Circloop

我々は「サステナビリティをあたりまえに」をミッションに、オフィスやコワーキングスペースといった働く空間向けにリユーザブルカップサービスを展開しています。本プログラムを通じて資源循環の更なる加速を実現していきます。

平間 亮太/株式会社4Nature

2018年の創業以来、サーキュラーエコノミーの考えを念頭に事業を展開し、知見を蓄積してきました。本プログラムを通して、それら知見の集大成である「自立分散型の食と資源の循環」を目指している事業をより大きく開花させていきたいと思っています。刺激ある日々を楽しみにしています!

参加コースB:社会インパクト創出&事業基盤構築コース

磯部 宙/Next Newman Networks 株式会社

ファッション産業のサーキュラーエコノミーを実現するため、サステナブル製品の購入やシェアリングが可能なプラットフォームを構築し、サーキュラーエコノミーへの行動変容を促します。本プログラムを通じて、人脈を広げ、プロジェクトを推進させます。

榎本 剛司/静岡県立大学

プラスチック問題に対し、“安全・安心”をテーマにしたサーキュラーエコノミーの構築に挑戦し、再生プラスチックに新たな価値を付与することで、マテリアルリサイクルを推進します。このプログラムで他の参加者の皆様やメンターの方々のお力をお借りし、この事業を一気に加速させていきたいと考えています。

王 振江/株式会社東芝

AIの力で粗大ごみのリユースを促進し、粗大ごみを削減できるプラットフォームを構築したいと思います。本プログラムを通して、サーキュラーエコノミーを目指している仲間とともに、循環経済の実現に貢献します!

須藤 簡子/ブルーバード

家事代行サービス業という立場から、社会を構成する個人に関わり、その個人の集合体としてサーキュラーエコノミー分野へ、一歩一歩少しずつ、でも着実に、皆々様のお力添えを頂きながらビジネスモデル構築に歩みを進めていきたいと考えております。

長末 雅慎/有限会社GMGコーポレーション

本プログラムへの参加を通じて、多様な知識を持つ方々と交流し、「藻類」を活用し、CO2削減、藻類タンパク質の利用、堆肥化を通じた循環型農業の実現、藻類オイルを使った化粧品原料の開発などを進め、サーキュラーエコノミーの実現を通じて社会に貢献したいと思っています。

平田 健夫/合同会社サイクラス

ケアと修理によってモノを大切に使い続けることを軸に、衣類の修理やサーキュラーエコノミー支援事業を展開しています。このプログラムを通じて事業の形をより明確にすると共に、企業や産業の枠を超えたコラボレーションに繋げ、自然のサイクルに寄り添う本質的で豊かな循環型社会の一助となることを目指します。

松江 明葉

採択いただけたことを大変嬉しく思います。本プログラムを通じて、使用済み紙オムツのリサイクルや人材の循環活用等を進め、皆様と共に持続可能な社会づくりに取り組んでいきたいと思っています。

守田 篤史・和田 由里子/株式会社ペーパーパレード

屋外広告は素材としての耐久性に優れ再生の可能性があるにも関わらず、知的財産権の問題によってそのほとんどが廃棄されてきました。知財を隠すシークレット地紋を施すことで権利の問題を解決し、廃棄されゆく屋外広告にまち由来の素材という新たな価値を提案していきたいです。

八神 実優/株式会社Gaiapost

生分解性の幼児用オムツを開発し、使用済みのオムツを焼却ではなく堆肥化し、畑の土にして野菜や果物を育てるという循環に取り組んでおります。本プログラムのメンターや参加者の皆様から学び、たくさんのアドバイスをいただいて、事業推進の力にしていきたいと考えております。これからの5か月間が楽しみです!

李 哲揆

我々は「生ゴミ」という言葉をなくします。これまで燃やされてきた「生ゴミ」を資源として捉え直すビジネスを成立させ、持続可能な社会の実現に貢献します。

プログラム概要

  • プログラム名:CIRCULAR STARTUP TOKYO(サーキュラースタートアップ東京)第2期
  • プログラム期間:2024年11月14日(木)から3月7日(金)
  • プログラム内容:
    • インキュベーション(キックオフ・インキュベーション講義9回)
    • メンタリング(専属メンタリング・スペシャリストメンタリング)
    • Demo Day(中間・最終)
  • 参加人数:16組(20名・1組につき最大2名まで)
  • 運営企業:ハーチ株式会社
  • プログラムURL:https://circularstartup.tokyo/
  • プログラムパートナー一覧:https://circularstartup.tokyo/#program-partners

CIRCULAR STARTUP TOKYO第1期 最終Demo Dayの様子